下関市長府 白石正一郎邸浜門

ブリジストン下関工場入口にある交差点の、
北西側(ブリジストンと反対側)の細道を入り、
少し歩いて左折した細道に、
元白石正一郎邸の浜門があります。
長府の観光地とはかなり離れていて、
わざわざこれを見に行く人は、
なかなか居ないんじゃないでしょうか?


白石正一郎邸浜門」。
この門は小倉屋の海側の門だったもので、
中国電力下関営業所の辺りにありました。
現在は個人宅の一部のようで、
表札やポストも設置されています。


小倉屋裏にあった当時の浜門
中央の門の部分が移築されました。

多くの志士を受け入れた小倉屋ですが、
やはり商売上表側の店舗側から、
志士達を入れては商売の邪魔だったようで、
裏口から志士達を入れていたようです。
※勿論一目を避けるという意味も。

奇兵隊に融資し過ぎで破産した白石。
屋敷や資産を売却する過程で、
この門も売られて移築されたのでしょう。
小倉屋の遺物を残そうとしたのではなく、
移築されたものが残っていたようです。

この門を長州藩の志士達はおろか、
龍馬西郷大久保中岡吉村も、
平野真木月方中山幾松も・・。
・・・とにかく幾多の志士が通ったのです。

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