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佐賀県武雄市 北方宿跡

北方宿長崎街道の宿場町。
塚崎道が開かれた後に宿場となっており、
半宿程度の規模だったようですが、
本陣駕籠立場高札場等、
基本的な宿駅機能を全て有していました。
長崎方向へは塚崎宿嬉野湯宿続きを読む

東京都港区 光林寺/ヒュースケン墓所他

光林寺は東京都港区にある臨済宗の寺院。
丸亀藩4代藩主京極高豊が開基し、
不生禅を説いた禅僧盤珪永琢の開山で、
延宝6年(1678)麻布谷町に創建され、
元禄7年(1694)に現在地に移転しました。


光林寺」。
本堂は寛政元年(1789年)に再建されたもの。
樹木希林の葬儀も行われたようで、
本人がここでの葬儀を希望したとされます。

裏手には比較的大きな墓地が広がり、
京極家続きを読む

神奈川県横浜市 諸外国の領事館跡

安政6年に横浜港が開港されると、
各国の領事館などが設けられるわけですが、
元々横浜は東海道から外れており、
基本的には交通に不便な場所でしたので、
諸外国は東海道沿いの神奈川宿に、
領事館を設けることを幕府に求めました。
領事館には神奈川宿の各寺院が充てられ、
後に横浜が急速に発展するまでに、… 続きを読む

らしゃめん伝吉②

/②

出奔した伝吉の足取りは不明です。

1854年7月(嘉永7年6月)。
香港に現れて停泊中のミシシッピ号に、
合衆国を訪問したいと願い出たという。
伝吉は乗船を許されてアメリカへ向かい、
水夫達は親しみを込めて伝助を、
ダンケッチ(Dan-Ketch)と呼びました。

アメリカに渡った後の足取りも不明で、
安政6年に英国軍艦サンプソン号に乗って、
英国付通訳としてオールコック続きを読む

らしゃめん伝吉①

①/

嘉永3年10月。
摂津の廻船「栄力丸」は荷物を江戸に届け、
帰路に浦賀で大豆、小麦、胡桃等を買入れ、
志摩の大王崎まで進みます。
海は夜半より雨風が激しくなり、
船は嵐に遭遇して西の方角に流されました。
このどうにもならない状況に、
船員達は船の帆柱を捨て、
髪を切って神仏に祈りました。… 続きを読む