今更ながら涙袖帖⑧ コメントを残す ①/②/③/④/⑤/⑥/⑦/⑧ (20)元治元年3月25日(山口より)たびたびふみ下されまづまづささはりなくよし安心いたし候拙者も去十九日御用ありて山口までかへり候御あんもし下さるべく頼参らせ候せつかくの事ゆえ御先祖様の御はか参をもいたしたく候得ともこのたびはいそぎの事といひかつまた水戸のひとなど… 続きを読む
今更ながら涙袖帖⑦ コメントを残す ①/②/③/④/⑤/⑥/⑦/⑧ (17)文久3年6月13日(京都より)あつさのせつさぞおんこまりとすいもしいたし参らせ候拙者も先日廿八日急御用有之にわかに京都へのぼり候てゆき候十日滞留五日十五日目にかへり候ほどのいそがしき事にて候叉々京都に一方ならぬ御大事あり候ゆへ上京せずてはならぬ事にてます田弾正どのまちうけ一先ちよと下の關へ… 続きを読む
今更ながら涙袖帖⑥ コメントを残す ①/②/③/④/⑤/⑥/⑦/⑧ (14)文久2年10月9日(京都より)兒島に歌集うつしおくり参らせ候に付よみがたきところは梅兄になりともおんききなされ候而くりかへしくりかへしおんよみなさるべく候頼参らせ候めてたくかしこ 十月九日 玄瑞於文どのへ… 続きを読む
今更ながら涙袖帖⑤ コメントを残す ①/②/③/④/⑤/⑥/⑦/⑧ (11)文久2年8月28日(京都より)尚々高杉しんさくどの此内上京に相成まことにまことによろこはしくそんし参らせ候松洞方へ時々香典おんおくりなさるべく候松洞の事はおもへはおもえはさんねんにてこらへられぬほとにそんし参らせ候いくも大谷に御いてなされ候や先日法事のしらせまいり候のみにてなにたる様子もきこへ不申あんじ候ぶゆものきぬもの… 続きを読む
今更ながら涙袖帖④ コメントを残す ①/②/③/④/⑤/⑥/⑦/⑧ (9)文久2年6月25日(京都より)あつさつよく御座候處まづまづご無事おんくらしなされ候半安心いたし候わたしも此せつはかはる事なくしのき候まま御あんもし下さるべく候杉みなさまいかかなされ候や此せつははしか大はやりおんくにもやはり同様にこれあるべく案申候さてさてとのさま御上京遊ばされ候御事に付而は一方ならぬしんぱい事にて… 続きを読む