品川弥二郎」タグアーカイブ

東京都千代田区 靖国神社

田安門を出て靖国神社へ。

靖国神社はかつて戦場へ赴いた兵士達や、
戦死者の遺族の心のよりどころであり、
また左翼の攻撃対象でもあるこの神社には、
246万6532柱祭神を祀っています。

国事に殉じた人々を慰霊する趣旨の神社で、
それ自体はとても素晴らしい事なのですが、
その定義が非常に難しく、
選に漏れた故人の関係者からの不満や、
選ばれた故人に対する評価により、
非難が出てくるのは致し方ない事でしょう。

批判を承知であえて例えるならば、
スポーツ等の代表の人選を非難するのと、… 続きを読む

山口県山口市 錦の御旗製作所跡

慶応4年正月の鳥羽伏見の戦いにおいて、
薩摩藩本営東寺に錦旗が揚げられます。
これにより幕府方の諸藩は朝敵となる事を恐れ、
退却や寝返りが多発。
鳥羽伏見の戦いは、新政府軍の勝利に終わりました。

もともと「錦の御旗」は、朝敵討伐の証として、
天皇が官軍の大将に与える旗ですが、
天皇がその御旗を所持していて、
実際にその大将に与えるわけではなく、
勅命を受けた大将が… 続きを読む

「志士の風雪-品川弥二郎の生涯」古川薫

久々に出張。行きの新幹線は、「志士の風雪-品川弥二郎の生涯」古川薫著を読んでみました。

実は、古川薫を大人になって初めて読みました。
「大人になって」というのは、実家に古川薫著の「高杉晋作」がありまして、中学位に一度読んだ覚えがあります。すっかり内容忘れてますが、僕の晋作入門書であったことは間違いありません。

さて、「志士の風雪-品川弥二郎の生涯」ですが、タイトルどおり品川弥二郎の生涯を書いてます。
品川弥二郎は、松下村塾の出身で、高杉や久坂の後輩ですね。

貧しい中間の子として生まれ、身分の違いで藩校の明倫館で学習することが、
叶わなかった為、私塾を開いた元明倫館教諭である吉田松蔭のもとへ。

そこで高杉、久坂等松門四天王や、伊藤、山縣、前原等に出会う。
そして若輩ながら弥二郎は、尊皇攘夷運動に突入します。

禁門の変、第一次長州征伐、内訌戦、第二次長州征伐、戊辰戦争と、弥二郎は駆け抜ける。

維新後、弥次郎は普仏戦争観戦のため欧州へ視察旅行に派遣され、そこで、生涯の目標を見つけます。

・・あらすじになりますので、このへんにして、

内務大臣まで上りつめながら、空前絶後の選挙干渉という大汚点を残した訳は?
そして、… 続きを読む