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三之瀬は下蒲刈島の東端にある港町。
三つの海流が合流する海峡である為、
「三之瀬」と呼ばれたとされます。
中世期には港として機能していたようで、
海賊が三之瀬に関所を設けて関銭を徴収。
後に豊臣秀吉が瀬戸内海の海路を整備し、
三之瀬は海駅として整備されるようになり、
江戸時代も広島藩がこれが継承して、
本陣や御番所等の施設が常設されました。
呉市下蒲刈町三之瀬周辺。
三之瀬瀬戸の西側が三之瀬で東側が向浦。
向浦は地形的に海上監視に不向きだった為、
三之瀬側が海駅に選ばれたようです。
三之瀬で特筆すべきは朝鮮通信使で、
江戸期の通信使派遣は12回行われ、
そのうち11回も三之瀬に寄港しており、
広島藩による豪華な接待が行われました。
下蒲刈市民センターの駐車場に車を停め、
三之瀬を散策します。
「三之瀬の石畳通り」。
三之瀬は「ガーデン・アイランド構想」により、
朝鮮通信使を中心とした歴史的施設と、
美術館等の文化施設が整備されており、
県道74号には石畳が敷かれて、
観光地として地域活性化を図っています。
「松濤園」。
三之瀬のランドマークである松濤園。
陶磁器館、御馳走一番館、あかりの館、
蒲刈島御番所の4つの建物と、
日本庭園からなる複合施設です。
下蒲刈島へは安芸灘大橋から来たのですが、
通行料は現金のみの支払いだった為、
何気なく財布から千円出して支払いましたが、
最近は電子マネーでの支払いが多くて、
現金を財布に余り入れていませんでした。
この為財布に現金が無くなってしまい、
よく考えたら帰りの通行料が無い。
GoogleMAPでコンビニやATMを探すも、
ゆうちょ銀行しか見当たらないし、
しかも休日は営業していない。
これマズいのでは?と焦って検索すると、
指定場所で1000円以上買い物すると、
無料通行券をくれるとのこと。
松濤園もその対象になっていました。
※松濤園は電子マネーOK。
始めから松濤園には行くつもりでしたが、
場合によっては帰れなくなっていたかも?
今時現金のみは良くないですね。
松濤園に入園。
「陶磁器館(旧木上邸)」。
宮島門前町にあった町屋を移築したもので、
18世紀末頃に建てられたものとのこと。
現在は陶磁器館となっており、
収集された陶磁器を展示しています。
「御馳走一番館(旧有川邸)」。
富山県砺波地方の商家有川邸を移築し、
「安芸蒲刈御馳走一番」と称された馳走類を、
往時の記録を基に模型で再現しており、
通信使の行列もミニチュア人形で展示。
松濤園のメインブースとなっています。
「あかりの館(旧吉田邸)」。
山口県上関町の商家吉田邸を移築したもので、
西洋ランプや日本の灯火器等を展示。
「蒲刈島御番所(復元)」。
三之瀬にあった蒲刈島御番所を、
現存する上関番所跡を基に再現したもの。
山口県熊毛郡 上関番所跡
他の建物は移築されたものですが、
この建物だけは新たに建てられたものです。
「三之瀬瀬戸」。
松濤園より望む三之瀬瀬戸と蒲刈大橋。
松濤園でセット券を購入した為、
他にも蘭島閣美術館、白雪楼、
三之瀬御本陣芸術文化館にも入れます。
僕は基本的に芸術関係は興味はなく、
全て見学は致しましたが感想はありません。
「蘭島閣美術館」。
平成3年に建設された立派な美術館。
本格的な木造建築です。
日本の近代絵画を代表する作品や、
郷土ゆかりの作家の作品を展示。
歴史的な建物ではありませんが、
地域全体の雰囲気作りには重要です。
「蒲刈島御番所跡」。
蘭島閣美術館前に御番所があった模様。
繋船奉行の下に船頭や水主が常備させ、
番船や水船等が常時繋がれていて、
周辺の海上警固に当たっていたとのこと。
蘭島閣美術館の横から石段を登り白雪楼へ。
「白雪楼(留春居)」。
江戸末期の沼隈の豪農山路機谷が、
祖父山路重好が京都黒谷に営んだ奇好亭を、
邸内に移築して二階建に改築したもので、
漢学研鑽の場として使用されていました。
その後の明治25年に竹原の豪商頼俊直が、
※俊直は頼山陽の叔父頼春風の曽孫。
竹原に移築して留春居としていましたが、
後に無償で下蒲刈町に寄贈されています。
白雪楼ではお茶とお菓子が頂けました。
■港町
つづく。
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■関連記事■
・広島県呉市 御手洗①
風待ち潮待ちで栄えた港町。
・広島県福山市 鞆の浦
古くから栄えた潮待ちの港町。
・兵庫県たつの市 室津①
北前船や参勤交代船の寄港地。
