へんば餅はへんばや商店が製造する焼餅。
宮川沿いで参拝客に売っていたとされ、
後に小俣に移転しています。
その名の由来は返馬所からきているとされ、
※馬で街道を通って来た参拝客が、
宮川を渡る為に馬を降りて返した場所。
異説には焼き色が「へんば(あばたの方言)」に、
似ているからというものもありますが、
やはり返馬所の近くで売っていた為、
へんば餅と呼ばれた説の方が自然でしょう。
ちなみに櫛田宿でもへんば餅が売られ、
おもん茶屋とおかん茶屋という茶屋が、
餅を買う客を奪い合ったとのこと。
櫛田宿以外でもへんば餅を売る店は、
伊勢にはたくさんあったようで、
焼餅の通称として認知されていた模様。
但し現在へんば餅を製造販売する店は、
このへんばや商店が唯一です。
「へんばや商店 本店」。
小俣の端にあるへんばや商店の本店。
国道23号線沿いに宮川店もあり、
そちらは大きな店舗のようですが、
本店は雰囲気のある古い商家です。
「へんば餅」。
見た目は太閤出世餅のようですが、
餅も餡も全く違うものです。
餅は米粉を使用した歯切れの良いもので、
餡は滑らかなこし餡であっさりしてますが、
太閤出世餅より結構甘めな感じ。
※これは僕が感じた個人的な感覚で、
ネット上では太閤出世餅の方が、
へんば餅より甘いという意見が多いらしい。
食感や味もかなり違いがありますが、
どちらが良いかは好みの問題です。
旅の途中の疲れた体には、
こういう甘め方が良いのかもしれません。
●銘菓・名物
【へんばや商店】
創業:安永4年(1775)
創業者:–
代表菓子:へんば餅
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