広島県広島市 安国寺不動院

安国寺不動院は創建年代は不明ながら、
平安時代には創建されていたとされ、
足利尊氏足利直義が諸国に設けて、
戦没者の菩提を弔った安国寺ともされます。
安芸国守護武田家の菩提寺として栄えますが、
戦国時代の武田家滅亡と共に戦火で焼失。
後に安国寺恵瓊が復興しました。
恵瓊は毛利家の外交僧として活躍しますが、
関ケ原の戦いに敗れて斬首となっており、
毛利家も防長2国に減封された為、
安芸国には福島正則が入封。
正則の祈祷僧宥珍が安国寺に入ると、
宥珍は安国寺を禅宗から真言宗に改め、
不動明王を本尊とし不動院と称しました。
やがて寺院全体を不動院を称するようになり、
以後は真言宗の寺院として隆盛し、
浅野家入封後もその庇護を受けています。


楼門」。
文禄3年(1594)に建築された楼門
上層と下層の境に軒の張り出しがあり、
二重門の形式が取られています。
国指定重要文化財


金堂」。
天文9年(1540)建築の金堂
入母屋造柿葺禅宗様の建物です。
天正年間(1573-1592)に安国寺恵瓊が、
山口の香積寺(現瑠璃光寺)より移築。
更にそれ以前は凌雲寺にあったという。
重文の薬師如来坐像が安置されています。
広島市唯一の国宝建築物


不動堂」。
国宝の金堂に目が行きがちですが、
不動明王立像が安置されていますので、
こちらが本堂のようです。


鐘楼堂」。
永享5年(1433)建立の鐘楼堂
金堂よりも100年以上古い建築年で、
境内に現存する最も古い建物です。
こちらも国指定重要文化財。

安国寺不動院の墓地には、
中興の安国寺恵瓊や太閤豊臣秀吉
藩主だった福島正則の墓がありますが、
これらは次回の記事とします。

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