聖光寺は中区小町にあった洞景山聖光寺と、
当地にあった広島山瑞川寺が合併した寺院。
現在は「広島山聖光寺」と称しています。
洞景山聖光寺は足利尊氏の妹梶子姫の開基で、
応永年間(1394-1428)に開山。
明治時代まで総持寺の輪番寺でした。
一方の広島山瑞川寺は菅原道真所縁の寺で、
太宰府に赴いた道中に立ち寄ったとされ、
毛利輝元が広島城を築城する際には、
宿所としていたともされています。
両寺は昭和40年に合併されました。
「三門」。
合併した昭和40年に建立された三門。
近代的な鉄筋コンクリート造の楼門です。
内部には不動明王と十六羅漢を安置。
境内は広く綺麗に整備されており、
歴史的な建物は残ってはいませんが、
書院や庫裏、方丈も立派なもの。
駐車場や墓地も綺麗でした。
「忠誠院刄空浄劔居士(右)」、
「超倫院刄上樹劔居士(左)」。
赤穂浪士の生き残り寺坂吉右衛門は、
広島藩に赴いて討ち入り成功を報告。
その際に寺坂は浅野家菩提寺國泰寺へ、
大石親子の遺髪を葬るよう依頼します。
しかし彼らが罪人である為に、
藩主菩提寺への埋蔵が憚られたので、
瑞川寺(現聖光寺)に埋葬されたとのこと。
「本堂」。
昭和58年に再建された本堂。
内陣に置かれた本尊は釈迦牟尼佛坐像で、
脇侍は右に道元禅師像、左が瑩山禅師像。
次回は聖光寺の墓地へ。
■関連記事■
・石川県輪島市 総持寺祖院
移転するまで総持寺であった祖院。
・福井県吉田郡 永平寺
曹洞宗の大本山寺院のひとつ。
・広島県広島市 國泰寺/大石家墓所
大石良雄の妻理玖と三男大三郎の墓。
