宿場町」タグアーカイブ

山口県長門市 豊原市跡

豊原市三隅川下流域に位置し、
赤間関街道沿いにありましたが、
宿駅機能はなく物資の集散地として賑わい、
川船の港として商家が建ち並んでいました。


御国廻御行程記 三隅(一部)」。


長門市三隅下周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが豊原市のあった場所。


豊原市跡」。
僅か250m程度?の短い道ですが、
ある程度は古い家屋も残っており、
商家を改造したカフェもあります。… 続きを読む

山口県長門市 日置新市跡

日置新市古市に代わる市宿として、
椎の木峠から河原までを直線で結ぶ為に、
新たに設置されたものでした。


日置中新市周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが新市です。


新市西側の街並み。
旧家がある程度残っています。


市の中央付近にあるガマの生い茂る
ガマは生薬続きを読む

山口県長門市 日置古市跡


古市は文字通り古い市という意味で、
江戸時代初期に市が開かれていたもので、
別の場所に移された為に新しい方を新市
今までの場所が古市と呼ばれてました。
本来ならばそのまま新市が栄えて、
古市は廃れていくものですが、
この日置古市は黄波戸浦津黄浦に通じ、
古くから交通の要であった為か廃れず、
後に新市から古市に本宿が戻されています。
※本宿=正規ルートの宿場の意。続きを読む

下関市豊北町 滝部宿跡

滝部豊北地域の中心地で、
赤間関街道北道筋肥中街道が交わり、
交通の要所となっていました。


豊北町滝部周辺。緑の線が北浦道筋で、
青い線が肥中街道。
青でぼかした辺りが滝部宿跡。
その立地故に市が開かれており、
周辺より物資が運ばれていたという。


滝部宿跡」。
街道筋は現在も商店がちらほら存在します。
地方の多くの市が寂れて久しいのですが、
下関市街続きを読む

下関市豊浦町 小串浦

小串浦響灘に面する海岸線に位置し、
川棚川北側の砂浜辺りから、
笠松ノ鼻南麗辺りまでに至る集落。
かつては子牛の産地であった為に、
これが転化して小串になったとされますが、
長崎県西部に小串と川棚が揃うも場所あり、
その関連性も指摘されてはいますが、
理由については判明していないようです。

小串浦は漁村ではあったものの、
赤間関街道北浦道筋の街道筋にも位置し、
市宿も開かれていたようで、… 続きを読む

大阪府大阪市 高麗橋

高麗橋大坂城西側の東横堀川に架かり、
上方の多くの街道の起点となっていた橋。
橋名は朝鮮通使迎賓に関連するようですが、
詳細には諸説あるようです。
上記のように多くの街道の起点であった為、
江戸日本橋と同様な役割を持っていた様で、
高麗橋周辺は豪商の店舗が並んでいました。


中央区北側中央付近。緑の線が京街道、
オレンジ線が亀岡街道、
紫の線は浜(中国)街道、青い線は紀州街道。

西詰に三階櫓続きを読む

福岡県筑紫野市 山家宿跡

山家宿長崎街道筑前六宿のひとつで、
薩摩街道の起点にもなっていました。


筑紫野市山家周辺。
緑の線が長崎街道で紫の線が薩摩街道。
水色の線が日田街道です。
地図左下の交差が山家の追分で、
青でぼかした辺りが山家宿跡。

北側から散策。

山家宿東構口跡続きを読む