文久3年10月。
平野国臣や河上弥市らは天誅組の変に呼応し、
澤宣嘉を擁して生野で挙兵しました。
同月12日未明に彼らは生野代官所を占拠。
彼らは農民に呼び掛けて兵を募ると、
たちまち2千人が集結します。
しかし幕府側の対応は素早く、
出石藩… 続きを読む
「招魂社」タグアーカイブ
長崎県大村市 大村護國神社
大村藩4代藩主大村純長は、
徳川家歴代将軍を祀る神社として、
円融寺という天台宗の寺院を創建。
この寺が幕末に廃寺となって、
戊辰戦争戦没者を祀る招魂社が建てられ、
後に大村護國神社と改めました。… 続きを読む
下関市清末 清末護国神社(再訪)
清末八幡宮に隣接する清末護国神社は、
明治13年に清末藩の歴代藩主を祀る為に、
清栄神社として創建され、
後に国事に殉じた77柱を合祀して、
清末護国神社と改称したもの。
「清末御國神社」。
初代藩主や歴代藩主を祀る神社は、
明治初期に各地に創建されますが、
清末にも藩主を祀る神社が建てられました。
これに清末藩の戦死者も合祀され、
招魂社として護国神社となっています。… 続きを読む
下関市後田町 戦場ヶ原公園
戦場ヶ原公園。
この殺伐とした名称の公園は、
一聞すると古戦場であろうと想像しますが、
別に古戦場だった訳ではありません。
幕末期には長府報国隊の教練場となり、
明治期以降は大規模な要塞となっていますので、
古戦場ではないにしろ戦争に関係ない訳でなく、
戦場ヶ原の名称が付けられてもおかしくない。
いつからそう呼ばれたのかは諸説がありますが、
幕末期には… 続きを読む
京都府京都市 霊明神社
霊山護國神社南隣にある霊明神社。
実はこの神社は霊山護國神社の元祖であり、
招魂社という意味では桜山神社より古い。
※桜山神社は国事に殉難した者を、
皆で祀る最古の招魂場。
清末藩出身の儒者で勤皇志士の船越清蔵は、
京都等で尊皇攘夷運動を展開。
久坂玄瑞などとも懇意となっていましたが、
安政の大獄により身の危険を感じた為、… 続きを読む