大野市内は湧き水が至る所に点在し、
古くから生活用水に利用していました。
人々はその湧水群を清水と呼んでおり、
その中でも御清水は特別なもので、
かつて大野城主の飯米を炊く為、
使用されていた湧き水だったとされ、
敬意を表して[御]を付けたり、
殿様清水と呼んだりしたようです。
「御清水」。
泉町は武家屋敷が建ち並び、
家中の人々が御清水を使用したとされ、
人々は常にこの清水を清潔に保ち、
上流から順番に飲料水、
果物を冷やす場所、野菜を洗う場所と、
定められていたとされており、
皆が大切に使用していたようです。
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