郷ノ浦町本村触にある松浦隆信の拝塔。
隆信は平戸藩の3代藩主で、
父久信の死後に13歳で家督を継ぎ、
35年間藩主を務めて47歳で死去しました。
隆信は武生水村の妙見社、住吉神社の拝殿、
本宮八幡各社の再建を行っています。
壱岐在住の藩士らは隆信の死を悼み、… 続きを読む
「長崎県」カテゴリーアーカイブ
長崎県壱岐市 亀丘城(武生水陣屋)跡
亀丘城は壱岐市にあった城郭で、
永仁2年(1294) に波多宗無が築城しました。
波多家は松浦郡波多郷の岸岳城を本拠とし、
壱岐全島を支配下に収めたとされますが、
重臣日高喜が謀反を起こして岸岳城を奪取。
しかし波多家は龍造寺家の援助を得て、
日高勢から岸岳城を奪還しています。
敗れた日高家は壱岐の亀丘城を本拠とし、… 続きを読む
長崎県壱岐市 天手長男神社
天手長男神社は壱岐にある神社で、
壱岐国一宮とされています。
弘仁2年(811)に天手長雄神社が創建され、
後に天手長男神社に変わったようで、
これが壱岐国一宮とされました。
しかし元寇により失われてしまっており、
天手長男神社の所在は不明。
これを神道家橘三喜が捜索して、
「若宮」という小祠… 続きを読む
長崎県壱岐市 興神社
興神社は壱岐市にある神社で、
壱岐国一宮であるとされています。
現在壱岐一宮を名乗る天手長男神社は、
神道家橘三喜が延宝4年(1676)に比定。
しかし近年の研究により、
興神社が天手長男神社だったとされ、
これが有力な説となっています。
「一ノ鳥居」。
壱岐島には大きな寺社は殆ど無く、
境内地は狭いものが多いようです。
ここも参道は50m(?)程度あるものの、… 続きを読む
長崎県壱岐市 安国寺/松浦久信夫婦拝塔
安国寺は壱岐市にある臨済宗寺院。
暦応元年(1338)に足利尊氏と足利直義は、
壱岐にあった海印寺を安国寺に改称し、
元寇以来の戦死者を弔いました。
安国寺は室町時代よりの古刹であり、
多くの寺宝を所蔵していましたが、
そのひとつであった… 続きを読む
長崎県壱岐市 住吉神社
壱岐にある住吉神社は三韓征伐の後、
神功皇后が住吉三神を祀った事に始まります。
初めは郷ノ浦にあったようですが、
後に現在地に遷座しました。
[日本初の住吉神社]であるとされており、
「延喜式神名帳」では… 続きを読む
長崎県壱岐市 朝鮮通信使迎接所跡
豊臣秀吉の2度の朝鮮出兵により、
李氏朝鮮との関係は悪化しますが、
徳川家康は朝鮮との関係改善を進め、
李氏朝鮮に通信使の派遣を打診。
慶長12年(1607)より使節が派遣され、
以後12回これが続いています。
※1回目から4回目までは国交回復交渉や、
捕虜の返還が行われました。
5回目より将軍就任の祝賀… 続きを読む