慶応2年8月1日。
長州藩との戦いで不利となった小倉藩は、
小倉城を自焼させ香春に撤退しました。
家老島村志津摩は藩兵を再編し、
金辺峠と狸山に防衛拠点を置いて、
勢いに乗る長州藩兵を迎撃。
金辺峠は総司令官である島村が守り、
狸山には同じく家老の小宮民部… 続きを読む
「福岡県」カテゴリーアーカイブ
福岡県築上郡 天仲寺跡/三木与右衛門墓所
中津藩の鉄砲掛であった三木与右衛門は、
明治維新の前後に私塾三木塾を開き、
明治5年まで数学を教えていたという。
当時の私塾は漢学や儒学、国学等が殆どで、
数学を教える塾は非常に稀でした。
その三木与右衛門の墓が… 続きを読む
福岡県築上郡 天仲寺跡/小笠原家墓所
天仲寺は天仲寺山にあった禅寺で、
現在は廃寺となって建物は解体され、
跡地は天仲寺山公園となっています。
「天仲寺山 案内図」。
天仲寺山は標高28mの小山で、
元々は広津山と呼ばれていました。
中津藩初代藩主小笠原長次は、… 続きを読む
福岡県築上郡 旧藏内邸
福岡県築上郡築上町にある旧藏内邸。
炭鉱で財を成した蔵内次郎作の旧邸宅で、
炭鉱王の邸宅では九州随一の規模という。
明治中期の建物で当ブログの範囲外ですが、
それ程の邸宅ならば一度は訪問せねばと、
家族を連れて行ってきました。
「旧藏内邸」。
筑豊の炭鉱は日本の近代産業を支え、
多くの炭鉱王… 続きを読む
福岡県北九州市 宮川橋
小倉藩と福岡藩の藩境の境川。
その唐津街道沿いに架かる橋が宮川橋です。
「宮川橋」。
福岡藩側から撮影。
両藩の国境ながら番所の存在は不明。
境川は洪水の度に流れが変化し、
境界争い… 続きを読む