福岡県久留米市 徳雲寺/十志士終焉地

徳雲寺は寺町にある臨済宗寺院。
久留米藩初代藩主有馬豊氏により、
元和9年(1623)に創建されました。


本堂」。
白い屋根が特徴の本堂は、
近くの千榮寺と同じく菊竹清訓の設計で、
福岡県久留米市 千榮寺/眞木施臣墓所
昭和53年に建立されたもの。


十志士終焉地」碑。
慶応4年に藩政を掌握した水野正名は、
有馬監物開国派を罷免して一掃し、
役格及び知行召揚、永揚屋、永蟄居等、
30数名の大量処分を断行。
翌明治2年1月25日には主要な9名が、
この徳雲寺で切腹させられています。
この十志士は今井栄松岡伝十郎
松崎誠蔵本荘忠太梯譲平
喜多村弥六石野道衛久徳与十郎
北川正介の徳雲寺で切腹した9士と、
大坂で切腹した吉村武兵衛を含めたもの。
碑には十志士終焉地となっていますが、
上記のように実際は九志士終焉地です。

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