新選組漫画の主人公

腐るほど(失礼)ある新撰組を題材にした漫画
それぞれが差別化を図っていて、
面白いものも沢山あります。

幕末京都の戦闘集団、ダンダラの隊服、
魅力あるキャラクター、その後の悲劇等、
漫画の題材になるのにはうってつけですね。

漫画には必ず主人公がいるわけで、
新撰組の場合はその隊士がなることが多い。
新撰組の著名人といえば、
近藤勇土方歳三沖田総司の3人。
大体この3人を主人公なのではないかなと、
ネットで調べられるだけ調べてみると、
意外と面白い結果になりました。
結成から解散までを淡々と語る漫画は、
主人公が曖昧なので今回は除きました。
他にも漏れた漫画もあるかとは思いますが、
ご了承くださいませ。

沖田総司 15作品
「新選組刃義抄アサギ」「新選組黙示録」
「そして春の月」「だんだら」
「テロルの箱船」「天まであがれ!」
「凍鉄の花」「アサギロ~浅葱狼~」

「新撰組夜話沖田総司」「沖田総司」
「あかね色の風-新撰組血風記録-」
「浅葱色の風-沖田総司」「あさぎ色の伝説」
「幕末青春花吹雪」「だんだらごはん」

薄幸の天才剣士は、局長、副長を抑え、
堂々トップの15作品!
薄幸=美少年は鉄板です。
どちらかというと過去の作品が多く、
少女漫画も多いという傾向があります。

土方歳三 13作品
「サンクチュアリ-THE幕狼異新」「新選組」
「新選組疾風伝~群狼の星~」「ダンダラ」
「ダンダラ新選組」「幕末風雲録 誠」

「ちるらん-新撰組鎮魂歌」「戦国新撰組」
「歳三~新撰組箱館戦記~」

「歳三梅いちりん~新選組吉原異聞~」
「月明星稀-さよなら新選組」

「血闘!新撰組」 
「ひなたの狼―新選組綺談―」 

さすが副長!二枚目は主役になり易い。
鬼と呼ばれた冷酷な副長というキャラや、
箱館戦争という最後の晴れ舞台もあり、
題材にするにはもってこいの人物。
知名度も人気も抜群ですので、
この結果は納得でしょう。
現在進行形の漫画も多いですね。

近藤勇 6作品
「疾風迅雷」「代表取締役近藤勇」
「飛べ!イサミ」「近藤勇」
「星をつかみそこねる男」
「SSG~名門男子校血風録~」
新撰組の局長でありながら、
主人公になってるのはこんなもの。
しかも現代モノだったり、
パラレル的なものだったりします。
やはりブサイク(失礼)は主役にはなれないのか。

斎藤一 4作品
「一の食卓」「無頼 -BURAI-」
「誠のくに」「シャウト~新選組」
微妙に4作品もありました。
るろ剣で知名度が上がったこともありますね。
明治まで生きたのは永倉も同じですが・・・。

その他
「新選組流血録 壬生狼」芹沢鴨
「とんがらし」原田佐之介
「新撰組異聞PEACE MAKER」市村鉄之助
「風光る」神谷清三郎
「ぬこぬこ新撰組」松本捨助
「秘密の新選組」志波新之介
「壬生義士伝」吉村貫一郎
「北走新選組」野村利三郎
「新選組美男五人衆」美男5人衆
「壬生狼ヤングゼネレーション」美男5人衆
他の隊士を主人公としたものも多く、
それぞれ近藤、土方、沖田が登場し、
重要な役どころとなっています。

架空
「恋の新撰組」「風の如く火の如く」
「薄桜鬼」「赤い鳩アピル」「斬バラ!」
「新撰組(手塚治虫)」「毎日が新選組!」
「新選組~浅黄色の鎮魂歌~」
 「ばくだん!~幕末男子~」

架空の隊士を主人公としたものもあります。
大概が幹部にに気に入られるパターン。
一番強かったりするものもありますし、
隊士ではない女性というのもあります。

土方、沖田がやはり人気どころですが、
傾向的に見てこれから土方作品が、
沖田作品を追い越すのではないでしょうか?
また、斎藤の作品も増えていますので、
局長の3位も油断できませんね。

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