高杉晋作漫画考

高杉晋作はあまり漫画の主役になりません。
個人的な意見で同調できないかもですが、
晋作は赤レンジャーではなく、
青レンジャーだからではないでしょうか?
なんのこっちゃといった感じでしょうが、
要はかっこよすぎるからです。
主役はあまりかっこよすぎてもいけない。
熱血漢で愛嬌があり、時には苦悩し、
人間的な弱さが垣間見られて、
数々の人々との出会いと別れで成長を遂げる。
そして最後に偉業を成し遂げる。
こういうのが主役として理想なのでしょうね。
幕末では坂本龍馬がちょうどいい。

物語では主役だけでは成り立ちませんので、
キーとなる登場人物が必要です。
1)悪の親玉やライバル
2)ヒロインや憧れの人
3)主役の子分的な人
4)師匠的な人物
5)ニヒルな味方、もしくはニヒルな敵

晋作は5)に入りますね。
坂本龍馬が主人公の漫画には、
ほぼ5)の様な役回りで登場しますし、
新撰組関連にもニヒルな敵役で登場します。

・・で、かっこいいとは言いましたが、
ここで言うかっこいいとは、
人間的要素(行動・偉業・趣味・早死)で、
顔が男前とかではない。
※不細工でもありません。

一般に知られる↓この肖像ですが、

人によって男前の印象もありますが、
馬ヅラ、目が細いなどの印象もあり、
意見の分かれる容姿ですね。

とはいえ漫画的手法というのがありますので、
全て美形という作品も珍しくありません。
面白いのは晋作は100%男前ということ。
歴史上の人物は織田信長と、
この高杉晋作だけなのではないでしょうか?
※作者の絵のセンスもありますので、
 他の登場人物との比較です。

ということで漫画の高杉晋作をご紹介!

 「お~い龍馬 
「百花春風抄」
「るろうに剣心」
「ばくだん 幕末男子」
「SHIDO/士道」
「あかね色の風」
「銀魂」
「薄桜鬼」
「学研漫画 高杉晋作」

結構知らないのありますねえ。
他にもっと面白い晋作を知ってる方は、
是非とも教えて下さい。

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 幕末版のカメレオン。

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