岡山県岡山市 吉備津彦神社

吉備津彦神社備前国一宮
備中国との国境吉備中山北東麓に鎮座し、
大吉備津彦命を祀っています。
この吉備中山の北西麓には、
備中国一宮吉備津神社があり、
同じ山の東西に一宮が鎮座しますが、
これは吉備国が三分割された際、
吉備津神社より分霊されて、
吉備津彦神社となったからとのこと。
備後国一宮も吉備津神社で、
 同じく備中国の吉備津神社より分霊。
これ程近くに一宮が2つあって、
しかも似た名前なのだからややこしい。


大鳥居」。
県道61号線からJR吉備線を越えると、
巨大な石鳥居が聳えています。
犬島産の花崗岩で造られたもので、
元禄10年に建立されました。

大鳥居をくぐると神池
左右に鶴島亀島が浮かび、
摂社の鶴島神社亀島神社が鎮座します。

随神門」。
元禄10年に建立されたもので、
岡山藩2代藩主池田綱政の寄進。
切妻造本瓦葺の三間門です。

更に進むと拝殿

拝殿」。
主要社殿は拝殿、祭文殿渡殿と続き、
その最奥に本殿があります。
これらは昭和5年の失火で被災しており、
随神門と本殿を残して焼失した為、
昭和11年に再建されました。
これらの社殿は一直線に連なり、
その方向は夏至の日の出の位置。
この為に別称朝日の宮と呼ばれています。

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