萩に行くには、県道32号線(萩道路。道の駅萩往還がある道)を通ります。
その32号線で萩に入るのですが、その途中の細道に「涙松遺跡」があるのは、
前から知ってはいたんです。
萩に行くたびに「次は寄ってみよう」といつも思うんですが、
気がついたら細道に入るところを通り過ぎちゃって、なかなか行けませんでしたが、
今回やっといけました。
「道の駅 萩往還」を過ぎて、ちょっと行ったら見過ごしそうな小さな道があります。
もちろん車で通れる道なのですが、農道のような道でうっかりしてると通り過ぎてしまいます。
今回は注意して右手をよく見ながらだったので、大丈夫でした。
「涙松遺跡」。
萩から山口に通じるこの藩主御成街道は、ここから道が左にそれて城下が見えるのはここ迄。
松並木を隙間から見える萩城下とも、ここで見納めということから「涙松」と呼ばれました。
安政の大獄で江戸送りとなった吉田松陰は、
ここで「かえらじと思いさだめし旅なれば、一入ぬるる涙松かな」と詠っています。
・萩市 明木橋(吉田松陰詩碑)
萩に入る前の最後の宿場。
・萩市 芳和荘&野山・岩倉獄
松陰が投獄された野山獄の跡。
・「野山獄相聞抄」古川薫
古川薫の小説。高須久子の目線で語られています。