宮崎神宮は宮崎市神宮にある旧官幣大社。
神武天皇が東征以前に宮を営んだ地とされ、
後に皇孫である建磐龍命が創祀し、
崇神天皇の頃に社殿が創建されたという。
伊東家や島津家に深く崇敬されており、
江戸期に延岡藩領となってからも、
有馬家や内藤家より庇護を受けました。
「二之鳥居」。
二之鳥居より境内へ。
約800m手前に一之鳥居がありますが、
駐車場が二之鳥居の近くだった為、
今回はここから参拝。
「三之鳥居」。
二之鳥居から三之鳥居までは約300m。
両側は神宮の森の木々が生い茂ります。
「神門」。
明治40年造営の神明造の神門。
「拝所」。
拝所も同じく神明造り。
こちらも明治40年の造営。
「拝殿」。
拝殿も明治40年の造営。
左右に御料屋と神饌所が結合されています。
これらは明治期の建築家伊東忠太の設計で、
宮崎神宮の社格に見合う大社とする為、
全国規模での募財活動で建てられたもの。
更に皇室の御下賜金や政府の支出も加わり、
現在の立派な社殿群となったとのこと。
木材は地元の狭野杉が使われています。
宮崎神宮は江戸期まで神武天皇宮や、
神武天皇社と呼ばれていましたが、
明治6年に宮崎神社となっており、
明治11年には宮崎宮と改称。
明治18年に官幣大社に昇格し、
大正2年に宮崎神宮となったようです。
■関連記事■
・宮崎県児湯郡 都農神社
日向国一宮。
・福岡県福岡市 筥崎宮
筑前国一宮。官幣大社。