三重県三重郡 菰野陣屋跡

菰野藩は、江戸時代を通じて土方家が治める外様藩。
1万2000石の小藩でしたが、
年貢の取立てが比較的緩やかであった為に、
一度も一揆が起こらなかったという珍しい藩です。

9代藩主土方義苗は、有事に備えて年貢米を積み立て、
質素倹約や経費節減を行い財政再建を成し遂げます。
第10代藩主土方雄興の代には、稲の品質改良が成功し、
品質よく収穫量の多い米が出来るようになりました。
茎が強くて倒れにくく病害虫にも強かったことから、
この米は「関取米」と呼ばれるようになり、
元祖ブランド米となっています。
また、茶園も整備されており、
菰野茶」は品質の良さで知られました。


菰野町周辺(菰野陣屋跡の場所)


菰野町立菰野小学校」。
菰野陣屋跡に建てられている小学校。
訪問時は夏休みだったので、児童は登校していません。
学校の建てられている城や陣屋を訪問する際は、
やはり気を使いますね。変質者と思われたら嫌なので・・。


堀の石垣土塁などの遺稿らしきものもあります。
菰野陣屋ははじめ代官所程度の規模でしたが
織田信雄の娘が菰野藩に嫁ぐ際、
信雄が「堀のないような城の主に娘はやれない」と言った為、
2日間の突貫工事で堀を掘ったという逸話がありますが、
これがその堀なのかはわかりません。


菰野城跡」。
城跡の碑があるはずだと、
校庭をうろうろしますが見つからない。
いくら夏休みでも40代のおっさんが、
小学校をうろうろしてると完全に不審者ですので、
職員室まで行って近くにいた先生に、
石碑はどこですがと尋ねて案内して貰いました。


明治初期の菰野陣屋。

幕末の菰野藩の藩論は、
比較的早い時期に恭順で統一されました。
東征軍先鋒隊に二個小隊を派遣し、
藩が誇る「関取米」も兵糧として出しています。

【菰野藩】
藩庁:菰野陣屋
藩主家:土方家
分類:1万1000石、外様大名

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