怪談」タグアーカイブ

下関市丸山町 つかずの灯篭

高杉晋作陶像のある日和山公園には、
つかずの灯篭という石灯篭があります。


つかずの灯篭」。
壇之浦に灯台として設置されていたもので、
長府報国隊桜山神魂場に倣い、
貴船町の旭山に招魂場を造ることになり、
そこに灯篭を設置する事となったので、
この灯篭を運ぶ事になりました。
隊士達は酒を飲みながら運んでいたので、
灯篭を乗せた大八車を、… 続きを読む

田中河内介と怪談

但馬の医師小森正造の次男小森賢次郎は、
幼少から秀才として知られており、
武芸にも秀でていました。



天保6年に儒学者志して上京し、
天保11年に中山忠能に召抱えられます。
後に中山家の家臣田中近江介の養子となり、
田中河内介と改称。
中山家の庶務を取り仕切り、
中山忠愛続きを読む

下関市観音崎町 永福寺の幽霊掛軸

下関に菊屋という海産物問屋があって、
そこの夫婦はたいへんに仲が悪く
心優しい一人娘お菊は心を痛めていました。

そこでお菊は夫婦仲が良くなるようにと、
毎日お寺に願掛けに通いましたが、
夫婦仲は一向に良くなりません。
いつしか菊の気苦労は体にまで及び、
ついに倒れたお菊は息を引き取りました。

その夜にお寺にお菊の幽霊が現れ、
和尚に「… 続きを読む