今和泉島津家の歴代墓所は、
指宿市岩本にある光台寺跡にありますが、
７代以降の墓所は鹿児島市内にあります。


「郡元墓地」。
柴原台地の東側斜面にある市営墓地。
上部は市街や桜山が臨めて見晴らしが良い。
但し斜面にある墓地ですので、
墓を探すのにはかなり辛いです。


「島津家代々之墓」。
今泉島津家の合葬墓。
墓地最上部より２段目の北側。
このお墓は７代当主島津忠敬と、
その家族や子孫の合葬墓となっており、
碑銘の中央辺りに[源 忠敬]とあります。
忠敬は５代島津忠剛の庶子に生まれ、
６代で異母兄の島津忠冬が早逝した為、
その家督を相続しています。
明治２７年の死去まで当主でしたが、
死後は養嫡子島津忠欽が相続。
※島津久光の五男。
しかし僅か２年で次男島津隼彦に家督を譲り、
実家の玉里島津家に戻りました。
従って８代当主忠欽は入っておらず、
９代隼彦、１０代島津忠親と続き、
それぞれ碑銘に刻まれています。


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　忠敬の実兄島津久敬の墓所。