東光寺は永享8年(1436)創建の曹洞宗寺院。
平戸松浦家22代当主松浦豊久の開基で、
土佐から来た松陰禅師により開山されました。
背後の医王山には鎌倉時代初期に、
山城が築かれていたようで、
防塁跡や空堀跡が残っています。
戦国時代の動乱では佐々村の中心拠点となり、
戦火で焼失した後に天正3年(1575)に再建。
「参道」。
石段と石畳が交互に続く参道。
往時は両脇に支院や諸堂があったようで、
なんとなくその名残が残っています。
「本堂」。
現在の本堂と山門は昭和18年の再建で、
本尊は薬師瑠璃光如来像。
平戸松浦家23代松浦弘定の寄進とされ、
24代松浦興信はこれを護持佛とし、
数多くの合戦の陣中に持参しています。
朝鮮出兵にも持って行かれたようで、
約7年もの間に朝鮮で各地を転戦し、
無事に帰国して戻されました。
「肥前守天翁〇公墓」。
東光寺開基/平戸松浦家22代松浦豊久の墓。
豊久は21代松浦義の子とされ、
応仁元年(1467)に佐々を併合していますが、
余り資料の無い人物ではあります。
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平戸藩松浦家の歴代墓所。
