怪談」タグアーカイブ

民話「あかずの扉」

下関の民話に「あかずの扉」という怪談?が、
伝えられています。
話が幕末のようなのでご紹介。

明治になるちょっと前の事、
天然痘が大流行した年がありました。
長府
逢坂の坂口、向かって右手の角屋敷に、
松田という三百石取の侍が住んでいましたが、
松田の家でも唯一人の男の子と、

その家に奉公する中間の子どもとが、
同時に天然痘にかかりました。続きを読む

青森県むつ市 斗南藩史跡②

/②/

円通寺を訪問していますが、
そこが藩庁であったという事で、
別記事にしています。
青森県むつ市 円通寺/斗南藩仮藩庁跡

円通寺を出て南西方向にある徳玄寺へ。

徳玄寺山門」。
徳玄寺は幼い藩主松平容大が、
食事や遊びの際に使用した場所との事。… 続きを読む

謎の剣豪福永正介

下関市福江に剣豪福永正介の墓があります。
墓石には、
神陰流剣術十二世師
  沿革流棒術九世師 福永正介墓
と刻まれています(記事はこちら)。

道端で草刈りをしていた女を斬ったが、
 死なずに家で水を汲むために屈んだら、
 その首が落ちた」。
そんなあり得ない逸話も残されています。… 続きを読む

中山忠光の幽霊

調べれば調べるほど面白い中山忠光
失踪するわ、台場造りに参加するわ、
挙兵するわ、潜伏中抜け出すわ、
色々とやんちゃしまくっているわけですが、
死んでもなお化けて出ると、
やんちゃぶりを発揮しています。


中山忠光。… 続きを読む

下関市丸山町 つかずの灯篭

高杉晋作陶像のある日和山公園には、
つかずの灯篭という石灯篭があります。


つかずの灯篭」。
壇之浦に灯台として設置されていたもので、
長府報国隊桜山神魂場に倣い、
貴船町の旭山に招魂場を造ることになり、
そこに灯篭を設置する事となったので、
この灯篭を運ぶ事になりました。
隊士達は酒を飲みながら運んでいたので、
灯篭を乗せた大八車を、… 続きを読む

田中河内介と怪談

但馬の医師小森正造の次男小森賢次郎は、
幼少から秀才として知られており、
武芸にも秀でていました。



天保6年に儒学者志して上京し、
天保11年に中山忠能に召抱えられます。
後に中山家の家臣田中近江介の養子となり、
田中河内介と改称。
中山家の庶務を取り仕切り、
中山忠愛続きを読む

下関市観音崎町 永福寺の幽霊掛軸

下関に菊屋という海産物問屋があって、
そこの夫婦はたいへんに仲が悪く
心優しい一人娘お菊は心を痛めていました。

そこでお菊は夫婦仲が良くなるようにと、
毎日お寺に願掛けに通いましたが、
夫婦仲は一向に良くなりません。
いつしか菊の気苦労は体にまで及び、
ついに倒れたお菊は息を引き取りました。

その夜にお寺にお菊の幽霊が現れ、
和尚に「… 続きを読む