「ちるらん 新撰組鎮魂歌」を読んだ。
といっても、14~18巻のみ。
宿泊先にある漫画本を寝る前に読んだだけ。
全部読んでたら仕事に支障が出るので・・。
土方歳三が主人公の新撰組マンガですが、
気にはなりつつ機会が無かった為、
今回読んだのが初です。
物語は少年マンガらしく展開し、
隊士達が超人的な技を駆使して戦うお話。
こんな説明ではファンは怒るでしょうが、
史実にも則りながら創作を加えた語で、
なかなか面白い作品だと思います。
この「ちるらん」に高杉晋作も登場します。
ものすごいアレンジで・・・・。
新撰組視点ですので長州藩は悪役。
松門四天王は悪の四天王のような感じで、
久坂玄瑞は手段を選ばぬMADな革命家で、
異常な目をしていかにも危ない奴。
入江九一は武闘派でトンファーが武器。
悪の四天王には必ずいるタイプですね。
吉田稔麿は晋作に惚れこんで、
自らの命を引き換えに死闘を演じます。
唯一まともに見えました。
そして晋作もかなり危ない奴で、
自らの事をGODと呼ぶ二挺拳銃の使い手。
本当に自分がGODだと思っているようです。
言動・行動共に傲慢で敵役として完璧。
なぜかメガネキャラで洋装。
三味線も殆ど持っていません。
全く史実と違うんですけど、
でもこれは明らかに晋作。
作者が高杉晋作をよく理解したうえで、
相応のアレンジを加えている為、
晋作なんだと感じるんだと思います。
何度も言いますが本物とは全然違う(笑)。
新撰組には登場しにくい高杉晋作ですが、
ハチャメチャですが無理やりではなく、
良い具合に登場してると思いました。
「銀魂」にしてもそうですが、
史実と全然違っていても、
魅力あるキャラとして登場することにより、
視聴者の一部が、
「ほんとはどうだったんだろう?」と、
興味をもっていただければいいかな?
と僕は思います。
■関連記事■
・高杉晋作漫画考
マンガに登場する晋作についての私見。
・「ばくだん!~幕末男子~」加瀬あつし
こちらの晋作もかなり危ない奴です。
・「SIDOOH/士道」高橋ツトム
この晋作は全然違うけどカッコいい。
まさにそれです。
高杉ってそんな人だったの??と興味を持ちました。
違うだろうなと思うけど、誇張してあるわけで、もしかしたらそこまでじゃないけどそんな感じのところがあったのかな。そういう立ち位置だったのかな。。と思いつつ、検索してみたり、ドラマを見る際もそういうところを探してみたりしています。
アレンジが加わっていても魅力的(印象的含む)に描かれているキャラには、そんな意味や効果がありますね。
>KYOさん。
コメントありがとうございます。
歴史好きの中には史実とは違うとか、
あそこが違うとか言う人がいますが、
我々視聴者もバカではないのですから、
そんな事は勿論わかっています。
それを承知で楽しんでいるのですし、
知らない事や、え?そうなの?って思う時は、
それ見て盲目に信じずに一度調べてますよね。
そういうのも楽しみの一つ。
当ブログでも大河が家康だと、
徳川家や幕府に関する検索が増えましたし、
鎌倉~でも大江とか北条とか、
検索がヒットしていたようです。
それだけ皆調べているわけですし、
スマホ文化でそれが容易な世の中です。
ちるらんの晋作もある程度知ってる自分も、
そう来たか!って楽しめましたし、
知らない人も魅力的なキャラなので、
調べずにはいられなくなる。
GODの晋作は非常に優秀だと思いました。