重富宿は薩摩街道高岡筋の宿場。
鹿児島城下に向かう最後の宿場で、
難所である白銀坂の手前にあります。
鹿児島へ行く者は英気を養い、
白銀阪を下って来た者は疲れを癒し、
旅人で賑わいを魅せた場所でした。
姶良市脇元周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが重富宿跡。
「重富宿跡」。
現在の重富宿跡は住宅地となっており、
その面影は感じられませんが、
唯一白金酒造の酒蔵が現役のようです。
「白銀坂」。
藩内随一の難所であった白銀坂。
現在も石畳が残っているようで、
2.7㎞の山道が続いています。
これを抜ければ鹿児島城下とのこと。
■日向街道の宿場町
※日向街道の延長線として高岡筋を記載。
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薩摩街道の終点である鹿児島城下町。
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薩摩街道高岡筋の宿場。
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佐土原城下のある日向街道の宿場跡。