加治木は加治木島津家の私領で、
中世期の正八幡宮(鹿児島神宮)領であり、
一時豊臣秀吉の蔵入地にもなった場所。
また島津義弘の隠居地になっており、
その終焉の地にもなりました。
後に義弘の孫島津忠朗に与えられて、
これが加治木島津家となっています。
麓の南側には薩摩街道高岡筋が通り、
その宿場となっていたとのこと。
JR加治木駅南側周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが加治木宿跡。
「加治木宿跡」。
街道筋は国道10号線となっており、
訪問時は通勤時間帯で車は途切れず。
古い家屋等はなく面影はありません。
■日向街道の宿場町
※日向街道の延長線として高岡筋を記載。
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薩摩街道高岡筋の宿場。
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薩摩街道の終点である鹿児島城下町。
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佐土原城下のある日向街道の宿場跡。