宇土宿は薩摩街道の宿場で、
宇土藩の城下町に置かれていました。
宇土市本町周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが宇土宿跡
南側から散策。
「一里木町」。
町名は一里木があった事によります。
薩摩街道には一里ごとに木が植えられ、
他街道の一里塚の様な役割をしていました。
熊本より四里の位置にあった為、
宇土の一里木は四里木と呼ばれましたが、
その正確な場所は不明です。
「高札場跡」。
一里木町を北進すると街道は東に折れ、
ここに高札場が設置されていたとのこと。
「本町」。
1丁目~5丁目まで直線の道が続く本町。
宇土宿のメインロードで、
現在も商店が立ち並んでいます。
但し往時の古い家屋は皆無で、
跡碑や説明板も見当たりません。
「五丁目橋」。
長い直線を進むと五丁目橋となり、
宇土宿は更に進んだ六丁目辺りまで。
この橋は現在船場橋となっていますが、
本来の船場橋は1本北側の橋です。
「船場橋」。
以前に訪問した際には、
熊本地震により崩壊していましたが、
現在は復元されています。
五丁目橋もこのような橋でしたが、
現在はコンクリート製。
この辺りは上納米の集積地で、
御蔵屋敷等が集まっていたとのこと。
■薩摩街道の宿場町
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