仇討ち」タグアーカイブ

烈婦登波と吉田松陰

江戸時代は現在とは違った価値観で、
賞賛される事柄が違っていました。
現代は人の役に立つ事をした人や、
人の命を助けた人らを賞賛しますが、
昔は忠義の賞賛が多かったようです。
忠臣蔵なんてその典型。
現代でも縁起が良い夢として、
「一富士、二鷹、三なすび」と云いますが、
実はこれは有名な仇討ちにちなんだもの。


①「曾我兄弟の仇討」=… 続きを読む

最後の仇討ち

日本最後の仇討ちのお話。

秋月藩士臼井亘理は秋月藩兵と共に、
鳥羽伏見の戦いに従軍。
戦いが終わり情勢が沈着した5月に、
故郷の秋月に帰郷します。
京都の状況を藩主に伝えたのち、
自宅にて客を招いて酒宴を行ないました。

その夜、何者かが臼井家に押し入り、
亘理と妻を殺害。
3歳の娘も傷を負ってしまいます。
臼井六郎は幼く乳母と添い寝をしていた為、
この惨劇の難を逃れていました。

下手人は藩内尊攘派の干城隊士の、
仕業であることが判明。
臼井亘理は京都から帰郷後、… 続きを読む