龍隠院は三春藩秋田家の菩提寺で、
秋田家の三春移封に伴って現在地に移転。
戊辰戦争では野戦病院として使われました。


「本堂」。
本堂は天明5年(1785)の大火後の再建。
自由民権運動の演説会場にもなったという。


「戊辰之役忠魂碑(中央)」、
「官軍伊集院貞之助墓(左)」、
「本木弥三郎信吉の墓(右)」。
境内にある新政府軍戦死者の墓碑。
伊集院貞之助は佐土原藩士で、
本木弥三郎は館林藩士とのこと。
共に会津戦争で戦死したようです。


「大仰院殿法鑑高輪大居士」。
三春藩8代藩主秋田長季の墓。
他の藩主は高乾院が墓所となっていますが、
彼だけがここに埋葬されてます。
長季の死去当時は高乾院に住職がおらず、
葬儀は龍隠院で行って埋葬もされましたが、
後に高乾院に住職が入った事により、
以後の藩主は高乾院で葬儀が行われました。
結局龍隠院で葬られたのは長季だけとなり、
こういう風になったようです。
なんだかちょっとかわいそうですね。

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