光峨眉山護国神社を超えて、象鼻ケ岬の先端に向かうと、
室積台場跡があります。
赤丸の位置が台場跡。
遊歩道からずっと続いて石仏が並んでいました。
この先に台場跡があります。
「室積台場(通称女台場)」。
この台場は、長州藩が藩内の沿岸防備の為に築塁した防塁。
記録では弘化3年以前に築塁されており、
後に地元民によって補修されたようです。
その際、人手不足で補修工事に女性が多く参加し、
そのことから「女台場」とも呼ばれました。
萩の「菊ヶ浜土塁」も女台場と呼ばれますが、
士民男女を問わず総動員体制であった長州藩の情勢が、
その通称からも伺えます。
山口県内には多くの台場跡がありますが、
これほどしっかりとした形で残っているものは珍しいですね。
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・山口県長門市 泊台場跡
向津具に設置された台場跡。
・富山県黒部市 生地台場跡
加賀藩が設置した台場跡。
・萩市 女台場跡
萩の菊ヶ浜台場の跡。女台場とも呼ばれました。