久々に出張。行きの新幹線は、「志士の風雪-品川弥二郎の生涯」古川薫著を読んでみました。
実は、古川薫を大人になって初めて読みました。
「大人になって」というのは、実家に古川薫著の「高杉晋作」がありまして、中学位に一度読んだ覚えがあります。すっかり内容忘れてますが、僕の晋作入門書であったことは間違いありません。
さて、「志士の風雪-品川弥二郎の生涯」ですが、タイトルどおり品川弥二郎の生涯を書いてます。
品川弥二郎は、松下村塾の出身で、高杉や久坂の後輩ですね。
貧しい中間の子として生まれ、身分の違いで藩校の明倫館で学習することが、
叶わなかった為、私塾を開いた元明倫館教諭である吉田松蔭のもとへ。
そこで高杉、久坂等松門四天王や、伊藤、山縣、前原等に出会う。
そして若輩ながら弥二郎は、尊皇攘夷運動に突入します。
禁門の変、第一次長州征伐、内訌戦、第二次長州征伐、戊辰戦争と、弥二郎は駆け抜ける。
維新後、弥次郎は普仏戦争観戦のため欧州へ視察旅行に派遣され、そこで、生涯の目標を見つけます。
・・あらすじになりますので、このへんにして、
内務大臣まで上りつめながら、空前絶後の選挙干渉という大汚点を残した訳は?
そして、志士としての政治とは?
それがこの本のポイントでしょうね。
作品としては、こむずかしい文書を使わず、非常に読みやすかったですね。
また古川作品探して読んでみましょう。
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