長府を流れる小さな川、
壇具川のほとりに旧桂弥一邸があります。
桂弥一は報国隊に入隊し、
北越戦争に小隊長として従軍。
その後、病気を患って軍人の道を諦めます。
健康を回復した後に東京の農場試験場に勤め、
牧畜の技術を習得。
長府に戻って自営牧場を営みながら、
乳牛の飼育や米の品種改良など、
農業一般の向上に尽くしました。
桂弥一は晩年に幕末志士達の顕彰事業を続け、
長門尊攘堂(現長府博物館)や、
全国の石を集めた万骨塔などを建設しています。
この功山寺境内にある万骨塔は、
有名人のオンパレード!
幕末ファン必見の史跡となっています。
「万骨塔」。
盛り上がった山に張り付いてるような石垣は、
一つ一つが全国の志士の誕生地や終焉地、
墓地などから集められたゆかりの石。
あなたの好きな志士もいるはずです。
その桂弥一の旧邸は現在カフェになっています。
壇具川の北側。
一軒飛ばして少し高い位置にあるのが、
「旧桂弥一邸」です。
「茶屋 祥」。
カフェとなっている他、
骨董、古着物、古布を販売し、
和裁・洋裁のアトリエもあるようです。
中の様子。
色々なものが展示されています。
こういうの大好きな人にはたまらないでしょう。
木戸孝允、山縣有朋、野村素介、田中義一など、
志士の掛軸や扁額が無造作に掛けられてます。
訪問時には季節柄、
雛飾りが展示されていました。
奥の蔵も展示スペースです。
蔵の中にも雛飾りが飾られていました。
みよちゃんと雛飾りで一枚。
なかなか面白い空間でした。
お茶にお菓子付きで500円とリーズナブル。
なんでも日曜日にはお餅もついてるという。
是非とも長府にお立ち寄りの際には、
足を運んでみてください。
また違う時期に行ってみよう。
■関連記事■
・桂弥一の墓はどこ??
ネットでは功山寺となっていますが。
・下関市長府 豊功神社
桂弥一の所属していた長府報国隊の碑。
・長府おさげものひなまつり
同じくひなまつりの飾りつけをしています。