真名井の清水は伊佐津川の伏流水が、
舞鶴周辺で湧き出してたもの。
伝説では白雲山(場所不明)から矢が射られ、
これが三ヶ所に落下して、
そこから清水が湧き出したとされます。
奈良時代の[丹後風土記]によれば、
[その味甘露の如し、万病を癒す力がある]
と記された古くからの名水。
これらの清水は流域一帯で湧き出し、
約1万1500tの湧水量を誇ります。
「真名井の清水」。
碑は[田辺藩名水真名井水]。
江戸時代は田辺城の城内や、
城下町にも引き入れられており、
これが上水道[御水道]と称さました。
水路のゴミや水草を掃除する等、
その保全活動が江戸時代から続き、
現在も自治会が続けているとのこと。
平成の名水百選。
「一升」。
湧水池のひとつ[一升]。
真名井の清水の代表的な水源池。
[三合]、[五合]、[しゅうず]、[幾白]等、
他にも一帯に湧水池があります。
水は非常に澄んで美しく、
その流れに水草が揺れており、
鯉も優雅に泳いでいました。
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