「花燃ゆ」のみどころ

来年の大河ドラマ[花燃ゆ]。
色々と否定的な意見もございますが、
このブログの趣旨の幕末が舞台なんで、
肯定的に見所を考えてみましょう。

一番言われている[文(ふみ)]という、
マイナー人物が主人公である件について。

これはたしかに「え??」って感じでした。
[八重の桜]の山本八重も、
確かにそれまではマイナーな人物でしたが、
[男装して銃を持って戦う]ある意味で、
主役に向いている人物でした。
その点で文は主役となりえる場面は無い。
でも肯定的に考えると、
主人公が物語の中心になると、
その人物を悪く描きにくいので、
変に美化されてしまうフシがあります。
そういう面から考えると、
最初から最後まで脇役になるであろう文が、
どんだけ美化されようと、
変な違和感はないのかもしれません。
ここは、文には完全な語部役に徹してもらって、
主人公が美化された時代劇とは違う、
[新しい大河]になることを期待しましょう。

前半のキーになるであろう吉田松陰や、
松下村塾、長州藩について。

一般の人(そんなに歴史に詳しくない人)も、
一応は松陰や松下村塾のことは、
聞いた事くらいはある筈。
でも大体は吉田松陰はすごい教育者
松下村塾はすごい教育機関だったみたいな、
そんなイメージはありますが、
実際は何も知らない人がほとんど。
[花燃ゆ]はどこまでその実情に迫れるかが、
見所になるのではないでしょうか?
また綺羅星のような蒼々たる塾生ら
どこまで掘り下げていけるのか?
高杉、久坂はもちろんですが、
他の四天王、伊藤博文や山縣有朋、
品川弥二郎、山田顕義、前原一誠、野村靖、
松本鼎、岡部富太郎、飯田俊徳、天野清三郎、
松浦松洞、増野徳民、有吉熊次郎、時山直八、
駒井政五郎、中村精男、玉木彦助、飯田正伯、
杉山松助、久保清太郎、生田良佐、宍戸璣、
エトセトラ、えとせとら・・・・・・
[八重の桜]で適当に描かれた長州藩ですが、
こんどはどれだけ描いてくれるのか?
長州藩は支藩との関係も他藩と違います。
藩風も土佐藩主山内容堂が、
ひょうたんをひっくり返して例えたように、
他の藩とはぜんぜん違います。
はてさて、
どのように描いてくれるのでしょうか???

最後にキャストです。

主人公と主要人物は、
まあ男前・美女をそろえるのは仕方無い。
それ以外の配役がこれからは見ものです。
戦国モノと違って実際の写真や、
肖像画が残されています。
[八重の桜]は素晴らしい配役でしたが、
今回も同様の素晴らしい配役を、
是非ともお願いしたいところです。

下馬評からしても、
視聴率は厳しいと思います。
でもそんなことは気にせずに、
良い作品を作って欲しいですね。

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