幕末維新とは時代が少し違いますが、
旧伊藤伝右衛門邸に行って来ました。
現在ここはすごい観光客です。
ここの主であった伊藤伝右衛門が、
朝ドラ「花子とアン」に登場の、
吉田鋼太郎演じる嘉納伝助のモデルであり、
観光客が倍増しているようです。
「花子とアン」の嘉納伝助と、
仲間由紀恵演じる嘉納蓮子の離婚騒動は、
伊藤伝右衛門とその妻であった柳原白蓮の、
「白蓮事件」をモデルとしており、
史実の沿った内容となっているようです。
当日もすごい観光客の数で、
NHK連続テレビ小説の影響力を実感します。

長屋門は、小大名の陣屋よりも立派です。

長屋門を入ると、
「花子とアン」のポスターがお出迎えです。

表玄関。
入る人、出る人ごった返していました。

応接室です。和洋折衷の素敵な部屋です。

本座敷から見た広大な庭園。

廊下の天井は立体的に見えるように、
板を配置したモダンなデザイン。

みよちゃんも屋敷の大きさと、
人の多さにびっくりです(笑)。
アホっぽい顔に写っちゃいましたね。

白蓮の部屋は特に大人気。
入場規制までされており、
テーマパークのアトラクションに、
並んでいるような感覚でした。

白蓮の部屋は眺めが一番よいです。
この部屋のみが2階でした。後は平屋です。

白蓮の部屋を外から見た様子。

ほんとに広い庭です。

みよちゃんも走り回ります。

白蓮の歴史資料を展示している白蓮館。
白蓮が着ていたチャイナドレスや、
愛用していたお人形、
詠んだ歌などが展示されてます。
こんな豪邸から駆け落ちして、
絶縁状まで叩きつけた白蓮。
恋に生きる女性として賞賛されていますが、
出奔には伝右衛門のお気に入りの芸妓を、
自ら身請けして屋敷で働かせ、
自分の身代わりとして人身御供にするなど、
手段を選ばぬ強さを持っています。
また伝右衛門は全国に恥をさらされる中、
姦通罪で訴える事もせず、
寛大な処置で身を引いています。
屋敷内は、人、人、人・・・。
ゆっくり見てまわれるような状況ではない。
行くならもう少し経って、
ブームが過ぎてからにしたほうがいいかも?
でも、大正ロマンあふれる大豪邸。
行く価値はあります。
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