下関市安岡 乗蓮寺~報国隊士の墓

報国隊は、小倉戦争戊辰戦争で活躍した長府藩士らの隊。
報国隊という名を冠した隊は他藩にもたくさんあるので、
一般的には長府報国隊、または長府藩報国隊と呼ばれます。

下関市は長府藩の領地だったところが多いので、
長府以外にも隊士の墓が点在しています。
特に安岡地区周辺から、報国隊士が多く出ており、
報国隊士の墓をいくつか見つける事ができます。


安岡にある乗連寺の墓地に、報国隊士の墓があります。
(山口県下関市安岡本町3丁目1−40)

一人目は報国隊六番小隊半隊司令徳永権次郎
慶応2年の小倉戦争の大里村の戦いにおいて、
司令下村文次郎指揮の下、
小倉藩二番手渋田見舎人の軍勢を追撃中に戦死。
その際、隊長の下村も戦死しています。


徳永権次郎藤原忠勝墓」。
乗連寺墓地の徳永家墓所にありますが、
囲いがされているので、その外より撮影しました。
手入れが行き届いたきれいな墓所です。

二人目は報国隊一番小隊阿川五郎
慶応4年の北越戦争において、越後与板赤田山で戦死。
新潟県小千谷市の船岡山官軍墓地に墓がありますが、
こちらは親族の建てた墓。


報国隊一番小隊 阿川五郎藤原圀吉墓」。
長府藩を含めた長州勢は、戊辰戦争に出兵していますが、
北越戦争等で多くの戦死者を出しています。
その戦死者は同地の官軍墓地に手厚く葬られてはいますが、
多くの遺族は遺髪遺品などを埋めて、
地元に墓を建てています。

もちろんこの二名は桜山招魂場にも祀られています。

■関連記事■
下関市安岡 乗蓮寺(続)~報国隊士の墓
 乗蓮寺にはもう一人報国隊士の墓があります。
下関市福江 長府報国隊士迫田為太郎の墓
 報国隊の砲隊司令迫田為太郎の墓。
下関市長府 功山寺~安岡の独眼竜下村文次郎の墓所
 吾妻隊及び報国隊六番小隊司令下村紋次郎の墓。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。