2018年の大河ドラマは「西郷どん」。
脚本は「ドクターX」が好調の中園ミホ。
ドクターXは僕の嫁さんが観ているので、
毎度欠かさず観て(観さされて)ます。
フリーランスの女性外科医大門未知子が、
難病の手術をするって話なんですが、
「いたしません」「私失敗しないので」等の名台詞を発し、
難病患者に対し他の医者が手術に取り掛かるが、
手が尽くせずどうしょうも無くなったところに颯爽と登場し、
手術を成功させるといったもの。
・・まあね。これ、人気がある理由はわかります。
「水戸黄門」「遠山の金さん」「銭形平治」等の、
お決まりの時代劇と変わりませんから。
これが安心感というべきでしょうか?
ピンチにきっちり登場する完全無欠のヒーローもの。
舞台が江戸時代から現代の大学病院に変わっただけですね。
これはこれで良いと思うのですが、
このノリで大河の脚本を書かれるとマズい。
申し訳ありませんがあえて言わせてもらいますと、
主人公の大門未知子以外、キャラが立っていません。
院長、副院長、院長秘書、ライバルドクターなどなど、
すばらしい名優が出演しておりますが、
ほとんどモブ状態です。
あえていうなら少しキャラ立ちしてるのは岸部一徳くらい?
いいんですよ。
「ドクターX」はそういうヒーローものだから。
でもね。大河はそれじゃぁダメですね。
「ドクターX」のノリで行くと、
大久保も、桐野も、その他薩摩藩士も全部モブ。
楫取素彦一人をヒーローにして、
その他をモブにした「花燃ゆ」の悲劇が再び・・。
さて、どうなることやら・・・・。
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