松江宿は山陰街道の宿場で、
天神川の南側に置かれました。
松江市街南側周辺。緑の線が街道筋で、
青い線は松江城への道。
青でぼかした辺りが松江宿跡。
「松江宿跡」。
松江宿の街道筋は国道9号線沿いですが、
往時の面影は皆無です。
強いて言うならば商店が多いのが名残?
松江の武家屋敷は状態良く残されており、
情緒ある街並みを残しているのに、
松江宿に関しては残念ではあります。
「堅町」。
松江城に通じる通り。
履物屋、傘屋、金物屋、呉服屋等、
専門店が今でも残っており、
宿場時代とまではいきませんが、
昭和のノスタルジックは感じられました。
慶応4年の山陽道鎮撫使の一行は、
山陽道を下って松江宿に入り、
松江宿東端にある善福寺に到着。
世子松平直應と家老脇坂十郎兵衛が、
藩主名代として出迎えたようで、
同行して松江宿から堅町を通り、
天神橋、松江大橋、京橋を渡って、
松江城三之丸に着陣しています。
■山陰街道の宿場町
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