鶴形宿は羽州街道の47番目の宿場町。
米代川と街道が接する最後の宿場の為、
海運も盛んな川港でもあったようで、
非常に賑わいを魅せていたようです。
能代市鶴形周辺。緑の線が街道筋で、
青でぼかした辺りが宿場のあった場所。
鶴形にある観光歴史マップ。
街道筋が赤線で表示されてわかりやすい。
「鶴形宿跡」。
街道沿いに往時の建物は皆無です。
上記の観光歴史マップには、
御役屋、御番所、御足軽所等の施設や、
渡船場があった事が記されていますが、
遺構等残っていない模様。
鶴形の御番所は米代川の水運と、
羽州街道を監督していたとされ、
久保田藩にとって重要な場所でした。
「明治天皇御在所記念碑」。
宿場跡西端辺りの家の庭先にある記念碑。
明治14年に明治天皇が東北巡幸の際、
鶴形に立ち寄った事を記念したものですが、
ここは本陣ではない模様。
鶴形は古くから蕎麦を生産していたようで、
豆乳をつなぎとした鶴形そばで知られます。
どうにか食べられないものかと宿で聞くと、
スーパーに売っているとのこと。
・・で買って宿で食べました。
お土産にはならなかったのが残念。
■羽州街道の宿場町
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