市来宿は薩摩街道の宿場町。
港町でもあった為に大変栄え、
人が行き交い賑やかであったという。
いちき串木野市港町周辺。
緑の線が薩摩街道で、
青くぼかした辺りが市来宿跡。
街道はジグザクと折れ曲がっており、
多くの曲がり角があったようです。
「市来宿跡」。
宿場の面影は殆どありません。
それもその筈で往時と町割りが変化し、
道が失われてしまっています。
曲がり角も無くなっており、
往時より残っているのは2つだけ。
矢坂神社前の曲がり角。
八坂神社は商売の神として敬われました。
向いの西村寺は真宗なので当時はありません。
御仮屋も近く賑やかだったと思われます。
もうひとつ現存する曲がり角。
道路の真ん中に井戸がありますが、
これについてはよくわかりません。
薩摩街道を行き交う旅人達の喉を、
潤していた井戸かもしれませんね。
■薩摩街道の宿場町
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