島津宗家10代島津立久の墓祠が、
日置市東市来の龍雲寺跡にあります。
「龍雲寺跡」。
立久は市来城を落城させた後、
この龍雲寺を創建して自らの菩提寺とし、
寺領を与えてこれを庇護。
曹洞宗薩摩三ヶ寺のひとつに称され、
江戸期を通じて隆盛しました。
この寺も廃仏毀釈で破壊されており、
立久夫妻の墓地だけが残っていましたが、
後の昭和6年に夫妻の墓は改葬され、
福昌寺跡の歴代当主墓所に置かれています。
「島津立久公墓祠」。
当地に残された立久の墓祠。
福昌寺跡の歴代墓所にある宝篋印塔が、
この中に入っていたものと思われます。
同様に夫人の墓祠も残っており、
他に幾つかの墓碑も点在してました。
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