島津宗家9代当主島津忠国の墓が、
鹿児島県南さつま市加世田地区にあります。
忠国は次男島津立久に追放され、
晩年は加世田に移住していたようですが、
琉球へ渡ろうと坊津に赴きますが、
渡航前に68歳で死去したという。
「六角堂公園」。
忠国の遺骸は加世田に送られ、
杉本寺の僧頼済らが葬儀を行っており、
この場所に葬って六角堂を建立しました。
その六角堂は廃仏毀釈により破壊され、
現在は礎石のみが残っています。
「島津忠国墓」。
島津宗家9代当主島津忠国の墓。
8代島津久豊の嫡男に生まれ、
父の死去に伴い家督を相続しました。
総州島津家を滅ぼして宗家を統一しますが、
国一揆の多発や弟島津用久との対立など、
大きく領内は乱れる事となり、
重臣らに擁立された嫡男島津立久により、
加世田に追放されています。
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