兵庫県姫路市 済水寺/建部長教墓所

済水寺は姫路市林田町にある臨済宗寺院。
享保11年(1726)に大庄屋三木重郎右衛門が、
祖先を祀る為に田畑を寄付して建立。
始めは自肯庵と称していましたが、
宝暦年間に済水寺と改称しています。


山門」。
天明元年(1781)建立の山門。
広い敷地の中央に建っています。


本堂」。
本堂は宝暦14年(1764)に建立されますが、
近年になり老築化して解体されたようで、
平成4年に建て替えられました。

済水寺墓地へ。

寛量院殿荼毗所之塔」。
林田藩6代藩主建部長教の墓。
碑銘は[荼毗所之塔]となっていますが、
長教のお墓のようです。
5代藩主建部政民の長男に生まれ、
父の隠居に伴い家督を相続。
しかし相続から2年後に林田で死去。
家督は弟の建部政賢が相続しました。


三木家墓所」。
林田の大庄屋三木家の墓所。
三木家は英賀城主三木氏の一族とされ、
戦国期に織田信長に滅ぼされて帰農。
林田の大庄屋となった家でした。
済水寺の近くにその邸宅も現存しており、
[林田大庄屋旧三木家住宅]として、
一般公開もされています。

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