日乃出温泉は本州最西端の温泉銭湯で、
下関の市街地では唯一の天然温泉とのこと。
※市内唯一ではなく市街地唯一。
市内全域には名湯も沢山あります。
「日乃出温泉」。
たまにですが家族で利用もしています。
内部はレトロな銭湯といった雰囲気。
シャンプーやタオル等はありませんので、
持っていくが買うかが必要です。
さて、この日乃出温泉があるのは、
大和町という場所ですが、
ここは大正後期に埋め立てられた場所で、
元々は海だった場所。
※大正時代の大と昭和時代の和で、
大和町と命名されたようです。
以下URLは日乃出温泉のHPより。
http://hinode-onsen.com/files/2015020618111930_1_l.gif?20230904100414
元々この場所には岩礁があったようで、
そこから温かい湧き水が流れ出ていたという。
平家の侍も喉を潤したと伝えられ、
近場の漁師も漁の合間に飲んでいたらしく、
周辺にはワカメが生えなかったとか。
下関戦争でも四国艦隊の軍艦は、
たぶんこの辺には入れなかったでしょうね。
浅いから埋め立てしたのでしょうけど。
そもそもは日乃出温泉の前身の、
吉本漁業が船員の入浴施設を設置する際、
水源確保でボーリングしたところ、
偶然にもこれに当たったとのこと。
この為に船員の入浴施設ではなく、
公衆浴場として認可を得て創業し、
一時期は割烹旅館の経営していたようです。
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