①/②
下関観光ガイドの会平松資朗さんの案内で、
長府周辺を巡ります。
第4回(記事はこちら①/②)、
第5回(記事はこちら①/②/③)と参加し、
今回も参加させて頂きました。
平松さんの解説は毎回勉強になります。
長府観光会館で集合。
今回は笑山寺、功山寺、覚苑寺がメイン。
長府観光会館から壇具川をのぼります。
壇具川の由来は神功皇后が三韓征伐の際、
祭事道具を流した事から。
「印藤聿生家跡」。
坂本龍馬の親友だったようで、
三吉慎蔵より先に仲良くなったそうです。
龍馬が亀山焼の茶碗と湯のみを送っており、
長府博物館にそれらが現存。
「野々村勘九郎宅跡」。
長府報国隊総督で五卿応接係も勤めました。
別の場所に門がありますが、
※記事はこちら。
その門はここにあったもの。
「長府藩侍屋敷長屋」。
斜め前の小串屋の待合室に、
乃木希典の手紙が展示されていて、
乃木の父は政変で役を追われ、
路頭の迷っているところを、
小串屋の主人が支援したそうです。
向かいの長府製作所記念館(蛍遊苑)は、
家老田代家があった場所で、
敷地に赤穂浪士お堂があったという。
長府藩侍屋敷長屋から見える山は、
仲愛天皇の御殯斂地で宮内庁管轄地。
下関には宮内庁管轄地が4つあり、
ここと阿弥陀寺稜(赤間神宮)、
西市陵墓参考地、
そして知らなかったのですが、
専念寺に尊観親王墓があるそうです。
「桂弥一旧宅」。
後で行く尊攘堂や万骨堂を建てた人物。
今はカフェになっています。
「笑山寺」に到着。
この変わった寺の名前の由来は、
初代藩主毛利秀元の父穂田元清の法名。
ここは長府毛利家の菩提寺の一つ。
「2代藩主毛利光廣の五輪墓」。
大きな五輪塔です。
珍しいのは五輪塔の文字が、
梵字ではなく漢字なとこだそうです。
小さい五輪塔が脇にありますが、
これは殉死した家臣のもの。
「7代藩主毛利師就の五輪墓」。
これは普通の大きさです。
ちなみにこれらは参拝墓で、
遺骨は入ってないそうです。
笑山寺の他、功山寺、覚苑寺に、
藩主の墓がありますが、
遺骨が入ってるのは覚苑寺だけ。
遺骨がないのは江戸で亡くなっているから。
参勤交代1/2の確立。なるほど。
マッチ王「瀧川辨三の彰功碑」。
粗悪な日本のマッチを改良し、
「日本のマッチ王」と呼ばれた人物。
神戸の公共事業にも尽くしており、
滝川中学校も創設しています。
滝川中学校は後に高等学校も作られ、
高校野球の名門となっています。
笑山寺を出て「功山寺」に到着。
次回に続く。
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