八戸城から離れて根城という城跡へ。
「史跡 根城跡」。
根城は根城南部家(八戸家)の居城で、
盛岡藩成立後に遠野に移されるまで、
300年の間八戸の中心であった場所。
中世の城跡を思わせる雰囲気。
ここに八戸城の東門が移築されています。
「八戸城東門」。
安政4年に発生した大型の台風で、
八戸城にあったこの門が倒れてしまい、
その壊れた門を家臣の木幡家が貰い受け、
木幡家の門に建て替えたそうです。
後に現在地に移築されていますが、
伝承によれば元々は根城のものらしい。
「南部師行公」像。
南部師行は鎌倉後期~南北朝時代の武将。
北畠顕家に従って奥州鎮圧に貢献。
南北朝が争った際も顕家に従い、
石津の戦いで顕家と共に討死しました。
この師行の系譜は八戸姓を名乗っており、
後に盛岡藩家老八戸家として存続。
江戸時代後期に南部姓を許されていますが、
八戸藩南部家とは直接関係はありません。
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八戸藩南部家の江戸菩提寺。