生國魂神社は天王寺区生玉町にある神社。
創建は神武天皇即位前という古社で、
元々は大坂城のある場所にあったという。
中世期には隣接して本願寺が建立され、
石山合戦の後に大坂城築城の為、
現在地に遷座しています。
「生國魂神社」。
国土の神霊生島神及び足島神を祀り、
[いくたまさん]として親しまれています。
本殿は生國魂造と呼ばれる建築様式で、
この社独特の珍しい造りとのこと。
平安時代には生島神と足島神の二神は、
宮中でも常時奉斎されたとされ、
新天皇の即位儀礼の八十島祭でも、
その主神として祀られています。
以後も崇敬を受け続けており、
近代社格制度では官幣大社とされました。
「米澤彦八の碑」。
生國魂神社は上方落語発祥の地で、
境内に小屋を建てて興行を行い、
ものまね芸で人を楽しませたとのこと。
ものまねしながら小咄を披露し、
咄の落ちに重点を置いていた事から、
上方落語の原型となったとされています。
流石は難波の大社ですね。
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上方芝居のメッカ。