天祐寺は諫早市にある曹洞宗の寺院。
行基がこの地に渡来して創建したとされ、
永正~大永年間に(1504-1528)頃に、
当時の諫早領主西郷石見守尚善が、
春岡揚富を肥前の保福寺より招き、
自ら中興開基として天祐寺と称しました。
後に西郷家は竜造寺家に亡ぼされますが、
諫早家の菩提所と定められて隆盛し、
現在に至っています。
「本堂」。
天祐寺は紅葉の名所のようで、
季節には素晴らしい景観となるらしい。
記事が公開される頃は良い時期かもですが、
訪問時はまだ葉は緑色でした。
そしてお目当ての諫早家墓所へ。
「諫早家墓所」。
墓所への門は閉ざされ入れません。
お寺の方に拝観を希望しましたが断られ、
壁越しに覗いてくれとの事。
「墓所内」。
壁越しより撮影した墓所内。
初代龍造寺家晴から18代諫早家興まで、
歴代領主18基の墓碑の他、
正室、側室、子女の25基、
重臣ら30基が並ぶ広い墓域ですが、
覗くだけなので誰が誰の墓かわかりません。
■関連記事■
・佐賀県佐賀市 大興寺/諫早家墓所
諫早家8代から15代当主の墓所。
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諫早にあった長崎街道の宿場町。
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