福岡県田川郡 香春御茶屋(小倉戦争後の小倉藩)

香春(かわら)。
なんと風流な名前なんでしょう。
香春町は福岡県田川郡にある町です。

小倉戦争の際に、小倉城を自焼した小倉藩は香春に撤退。
小倉落城後、小倉藩と長州藩は約4ヶ月も戦闘と継続ていますが、
この頃、高杉晋作は病床でこの戦闘には関与していません。

香春は小倉藩領だった田川の藩政の中心地だった場所で、
藩主の領内巡視に使われる御茶屋(宿泊施設)がありました。
香春に撤退した小倉藩は、その御茶屋を仮藩庁としています。
当時、香春は小倉に次いで繁栄していたようですので、
小倉を失った小倉藩(?)が後に、
香春を藩庁としたのも当然の事でした。


御茶屋香春藩庁跡」。
国道322号線よりひとつ西の旧街道沿いにあります。
(福岡県田川郡香春町香春420)
あくまで御茶屋ですので、城や陣屋としての機能は無く、
15万石城主大名小笠原家としては、
ここを藩庁とせねばならなかったのは屈辱だった事でしょう。

街道を南に向かうと香春町立香春小学校に到着。
ここに香春藩庁の門が保存されています。


旧香春藩庁門」。
香春小学校に移築された御茶屋の御成門で、
領主(藩主)や賓客が通る以外は開門しなかったらしい。
平成八年まで校門として使用されており、
現在は体育館の横に移動されています。

小倉藩は慶応3年3月に正式に香春を藩庁とします。
明治2年12月に豊津に藩庁を移すまで、
この香春に本拠地を置きました。

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 香春より豊津に藩庁を移しています。

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